shoushouteiのブログ

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落語雑感!珊瑚の五分玉

珊瑚の五分玉(さんごのごぶだま)は、三代目桂三木助師の秋刀魚火事という落語の中や先代金馬師の小言念仏のマクラで聴いたフレーズ。

秋刀魚火事では、地主のしわいやの番頭が、店のお嬢さんが草むらで珊瑚の五分玉を落としたので、探した者に褒美をやると長屋の店子を騙して、ただで草刈をやらせるという噺ですが、その珊瑚の五分玉とは、サンゴ虫の群体の中軸骨格だとのこと、広義には珊瑚礁を構成するイシサンゴ類を含むが、一般には桃色サンゴ・赤サンゴ・白サンゴなどの真性サンゴ類の骨格を装飾用などに加工したもの。
 珊瑚珠から加工された貴石のような珠で、寸法が5分(3mmX5=15mm)ある。珊瑚にしては大玉で、非常に高価だそうです。今は、自然保護から、制限されているようです。