shoushouteiのブログ

落語を語ってます!

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

落語雑感!「粗忽」

落語には、長屋の八五郎、熊五郎が観音様の「行き倒れ」を勘違いする「粗忽長屋」、杉平柾目正の家来の地武太治部右衛門が使者として、赤井御門守の屋敷に行き騒動になる「粗忽の使者」を5代目柳家小さん師匠で聞いたことがある。また、寄席で頻繁にやられる…

落語雑感!夏の医者

上方落語に「夏の医者」という噺があります。米朝師匠や枝雀師匠、東京では、圓生師匠の音源が残っている。親父どんが「ちしゃ」を食べて腹痛になり、隣村の医者を呼んでくる途中の山道でウワバミに呑まれる噺。 その中に出てくる「ちしゃ」とは、今で言うカ…

落語雑感!たち切れ線香

たち切れ線香という噺は、なんか切なくて好きな噺です。先代の文枝師匠や米朝師匠がやられますが、東京では、さん喬師匠のが、品があっていい。芸者さんの花代を線香で測るということは、芸者遊びに縁のないサラリーマンには、ロマンを感じます。 線香は、ど…