落語雑感!擬宝珠
落語には、不思議な噺(擬宝珠)があります。初代三遊亭園遊(実は、3代目)師の作だそうです。
擬宝珠(ぎぼし)は、橋や神社、寺院の階段、手すり、欄干の柱の上に設けられている飾り。ネギの花に似ていることから「葱台(そうだい)」とも呼ばれるそうです。
擬宝珠が取り付けられるのは親柱「宝珠柱」という。五重塔、五輪塔などの仏塔の先端に飾られるもので、これは擬宝珠ではなく宝珠。
起源は諸説あり、宝珠は釈迦の骨壺の形とも、龍神の頭の中から出てきたという珠のこととも言われる。この宝珠を模した形から模擬の宝珠という意味で擬宝珠とつけられたというもの。神社では伊勢神宮正殿の高欄の五色の宝珠型の飾りが原型。
橋の擬宝珠には、銘があり現存するものとしては京都 三条大橋に一部残っている。
江戸市中で擬宝珠を持っていた橋は、日本橋 、京橋 、新橋 など。
二条城