shoushouteiのブログ

落語を語ってます!

落語雑感!へっつい(竃)の噺

落語には、「へっつい」という現代人には馴染みのない道具が出てきます。火が使われるようになり、縄文人は、最初石を焼いて、その上で食物をただ押し当ててたものを先の尖った土器の回りで火を燃して煮炊きをするようになり、その後割木の上でやりやすいように平たい土器ができ、その後竃(かまど)の上で調理するようになったと言われてます。(かまど)のことを(へ)といったそうで、竃(へ)つ火(ひ)や竃(へ)つ霊(ひ)から、かまどに宿る神様を「へつい」から「へっつい」になったと言われます。

尚、「つ」は、現代の「の」と同じ意味です。

  かまどを守る神と言えば、奥津日子神(おきつひこのかみ)、奥津比売命(おきつひめのみこと)の二神。後世、仏説とまざって三宝荒神(さんぽうこうじん)ともいう。かまがみ。かまどの神。今でも、台所に祀っている方もあるのではないでしょうか。

  柱のふしが隠れて火の用心にならあ!与太郎