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落語雑感!「阿武松」②根津の七軒町

根津の七軒町に住む錣山喜平治に二度目の弟子入りする展開。この七軒町は、千代田線「根津駅」から東大方面にいく忍小通りの辺り、台東区池之端二丁目。

この当時の錣山喜平治は、本名大橋清五郎という4代目の錣山喜平治で石碑では、6代目となっています。この人は、親方という面より江戸大相撲の勧進元(興行主)で今風に言えば総合プロジューサーというところ、文政11年2月に吉田司家から、6代目の横綱阿武松に与え文政13年3月将軍家の上覧相撲を実現し、吉田司家江戸相撲方取締として公認させるのに尽力。そこで阿武松が二度目の修行するフィクションに登場させたのではと思います。